タグ付けの難しさ(フォークソノミーで起こる問題)

問題点: Youtube, ニコニコにて、タグだけでは自分の見たい動画かどうかが分からない

例1) SMの2種類のSに関して
  • 1. 可愛い子を困らせて、いじめられる方が快感になる相手の場合の動画
  • 2. 可愛い子をいじめたい, 可愛い子の反撃に激怒する動画

下記のA,Bを合わせて、SMのSにするのはそもそも方向性に違いがある。なのに現在タグなどでは一緒くたにされてしまっている。
現在"リョナ"という言葉で、AなのかBなんかが判断できる場合もあるがスマートとはいえない。

上記の2は「愛してはないが、好きではないが」タイプなので、見たい動画も上記の1とは異なる。

例) 「罵倒」への2つの期待

他に言葉を別の観点から見た話として、「罵倒」にもS向けとM向けの2種類がある。

  • S向けの罵倒: 罵倒する対象が、自分がひどいことをさせられる(た)ことに対して、精一杯の強気を感じるもの
    • おまえなんて死ね!下衆!。いわゆるS向けの物。涙目になることが多い
  • M向けの罵倒: 罵倒する対象が、「相手(画面外の存在。惜しくは共感対象)]に対して、精神的な苦痛や肉体的な苦痛への予感を与えるため
    • 例) ゴミ。空気がもったいないから死ね。いわゆるM向けの物


このように、1つのタグを異なった側面で見ると、全く異なった情報が出てくる。そして、その隠された情報の検索ができないことが現在の問題タグ検索の

用語整理

  • 正名: そのタグメインメインタグ
  • 測名: 正名が持つ複数の観点から満たしたタグ

解決案

1. タグの登録時に、正名と測名(登録しないも化)を登録する
2. 表示では正名がつかわれる。
3. タグの検索時には、正名と測名が利用される。

例) 罵倒を検索する

Sのユーザーは、罵倒というタグのうち、"罵倒:精一杯の強気"を指定して検索する。
自分の目指す動画が見つかってハッピー。

他の解決案の没案

  • 関連動画
    • 今でも役には立つが、こをを導入するとより大きな傾向がつかめて、より納得する関連動画を出せるはず。
  • タグを多くすれば解決するのか?->うすくなる。少しその要素を持つとそのタグが付けられるようになり、検索に対する動画の個性のアピールポイントがなくなってしまう。